院長あいさつ
医療法人葵 深谷中央病院 院長
新井 家光
今日、我が国は世界でも例を見ない速さで高齢社会に突入いたしました。これは医学の進歩が大きく寄与しています。しかし、健康長寿社会にもかかわらず、患者様を取り巻く環境は、高齢化、生活習慣の悪化、ストレス、コミュニケーション不足などによって決して幸せとはいえない孤立化、孤独化したものになってしまいました。
当院は昭和57年に深谷中央クリニックとしてスタートし、昭和61年には病院として入院設備を整えました。当初は地域医療に邁進し、疾患の治療一筋で診療にあたっていましたが、治療を進めるには患者様の抱えている悩みを含めて診療することが必要であると考え始めました。医療の質を高めると同時に、家庭的な思いやりをもって、患者様の病気や周囲を取り巻く悩みを一緒に考えながら治療を進めていくことが必要です。患者様の性格、家庭環境など、患者様の取り巻く環境を理解して職員一同が思いやりをもって治療することが、最善の治療を行うことにつながると信じています。
また当院では、一般外傷をはじめ、人工関節や脊椎外科などの高度な整形外科疾患を扱う治療実績や手術実績をあげています。内科では、呼吸器、循環器、消化器等の一般内科を中心として、ベーチェット病や関節リウマチの専門医が診療にあたっています。リハビリテーションにおいては隣接した葵メディカルアカデミーや埼玉医療福祉専門学校と協力して、充実したリハビリテーションを提供できる体制をとっています。
家庭的な思いやりの温かさを基本にもって、最高レベルの質の医療サービスをこれからも患者様に提供してまいりますので、宜しくお願いいたします。