看護師インタビュー
INTERVIEW

長く勤めている看護師が多いのは、やはり働きやすいから。私も20年以上当院で仕事をしていますが、スタッフ同士がまるで家族のようなあたたかさで、何でも相談できる関係だからこそ、続けてこられたのだと思っています。ここで働きながら通学した看護学校時代には、勉強しやすいシフト調整をしてもらいました。

医師や看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、ヘルパーなど、さまざまな職種の連携がしやすいのも、当院の特長です。職種間の壁がなく、カンファレンス以外にも、至るところで言葉を交わせる雰囲気なんです。これは、患者様の安心・安全につながるのはもちろん、スタッフ自身が気持ち良く働ける原動力にもなっているように思います。

「患者様が1日でも早く、元気に退院できるように」そんな気持ちで毎日仕事をしています。今後も心がけていきたいのは、患者様をよく見て知ること。患者様が何を求めているのか、何に困っているのかは、その方に対して興味を持ってよく見なければ、汲み取ることができないと思うからです。声を掛け寄り添いながら、少しでも患者様の気持ちを引き出していけたらと考えています。

入院されて来た時にはできなかった動作、たとえば飲み込みや寝返り、歩行など、人それぞれですが、ちょっとした動きができるようになった時は、看護師としてもっとも喜びを感じられる瞬間。患者様やご家族と一緒に喜び合います。そんな瞬間を、ここで積み重ねていきたいですね。

実は、高校2年生になった息子が「お母さんみたいになりたい」と、看護の道を目指すことに。2人の子育てと仕事を両立させて、がんばって働いてきてよかったと、心から思うこの頃です。